国立台湾大学文学院言語中心内の中国語センターは、1984年10月に設立されました。中国語と中国文学の学習および研究を担当する、専門機関となっております。
設立初期には、「外国人学生への中国語指導コース」と「研究資料(読む、探す)の指導コース」の2種類の課程のみが設立されましたが、近年は世界中で華語学習ブームが起きている故に、本学と学生交流協定を締結している大学、および交流協定締結を考慮する大学側から、本学に留学を派遣して華語(中国語)を学習させるという要望が高くなりました。国際文化交流の発展を目指し、華僑.華人と外国人に対してわが国の認識を深めるために、新しい華語課程を設立する必要がありました。国内外の方々への華語.方言の指導、華語教育者の養成など、様々な要求に応じ、外部に向けて華語課程を展開しています。
現在本組で設立されている課程は、以下の2つです:
(一)華語学習コース:
このコースで中国語を学ぶのは、自費で中国語を学習する外国人および、本学の国際事務處派遣された交換留学生です。毎年は春.夏.秋.冬の4学期に分かれ、春.夏.秋は12週間、冬は10週間となっています。学生の能力に応じ、レベル別にクラスを分けて授業を行います。少人数制のクラスのため練習する機会も多く、聞く.話す.読む.書くの4つ能力が、はっきりと向上します。2005年から、本学で学籍を持つ外国人新入生に向け、新しいコースが設立されました。
(二)華語教師養成コース:
このコースは、華語教師になりたい本国人に向け、華語の語学教育方法と実習を教えます。特に大学卒業生もしくは外国人に華語を教える方へのトレーニングコースです。華語教師養成コースは1年間に3回開かれ、毎回の定員は約30~45人です。
中国語組の係長は、台湾大学中国文学系の教授が担当します。歴代の係長は徐富昌先生、蔡振豐先生、陳志信先生、張麗麗先生、趙飛鵬先生、丁亮先生、伍振勳先生、林宏佳先生、蔡祝青先生、史甄陶先生です。現在の係長は、台湾大学中国文学系の副教授張宇衛先生です。